AFCチャンピオンズリーグ東アジア準々決勝は、全北現代と蔚山現代の激闘で幕を開けた。
試合が始まると、全北現代はすぐに調子を上げた。試合開始からわずか3分でリードを奪った。イ・ドンジュンがボールを持ち込み、巧みにペナルティーエリア内にクロスを入れると、ソン・ミンギュがゴール前でボールをかわし、簡単に押し込んで全北現代に決定的なゴールをもたらした。全北現代はこのゴールで士気を高め、リードをさらに広げようとした。しかし、蔚山HDは闘志を失わなかった。24分にPKのチャンスを作り、これをオロッボが決めた。残念ながら、ボールはゴール枠に当たって跳ね返り、蔚山HDは同点のチャンスを逃した。
後半に入り、試合はさらに激しくなった。全北現代は脅威を与え続け、リードを広げようとした。一方、蔚山HDは守備に徹しながら反撃の機会をうかがう。試合が動いたのは77分。全北現代は後方でミスを犯し、チョン・テユルのクリアがアシストとなり、これをイ・ミョンジェが決めて1-1の同点に追いついた。 その後、両者は激しい攻防を繰り広げたが、どちらもスコアに変化をつけることはできなかった。
結局、90分間の激闘の末、全北現代と蔚山HDは1-1のスコアで握手を交わした。試合は両チームの強さと闘志を見せつけた。全北現代がリードを奪ったが、蔚山HDはタフなディフェンスとカウンター攻撃力で同点に追いついた。勝者は次のラウンドに進み、山東泰山と横浜マリナーズの勝者とAFCチャンピオンズリーグ決勝の座を争う。