北京時間7月15日、2024年コパ・アメリカの待望の決勝戦がマイアミのハードロック・スタジアムで行われ、アルゼンチン対コロンビアが世界中のファンに緊迫したエキサイティングな対決を見せた。延長後半、ラウタロの鮮やかなゴールでアルゼンチンがコロンビアを1-0で下し、コパ・アメリカ3連覇の偉業を達成した。
試合開始前、チケットのない何千人もの観客を含む大勢のファンが改札に集まったため、安全上の理由から公式戦のキックオフが1時間以上延期された。このエピソードが決勝戦に緊張感と期待感を与えたことは間違いない。
アルゼンチン代表のスカローニ監督は、メッシ、ディ・マリア、アルバレスが前線の三連星を形成する最強の布陣を敷き、ラウタロはチームの秘密兵器としてベンチに置いた。試合はすぐに始まったが、ペースは速くなく、コロンビアが優れたフィットネスと運動量でゴール前でのシュートを圧倒した。前半、J・ローの足の外側を使った繊細な動きでコロンビアが均衡を破りかけたが、アルゼンチンGKが好守を見せゴールを死守。
後半に入っても試合は拮抗したままだった。メッシは37分に蹴られて負傷し、簡単な治療でフィールドに戻ったものの、この負傷はアルゼンチンにとって大きな懸念材料となった。試合が進むにつれて、メッシは65分に突然倒れ、ニコラス・ゴンザレスと交代した。メッシはベンチで泣いていた。右足首の負傷は心を痛めるものだった。
90分のレギュレーションタイムが終了した時点で、両者は0-0の同点となり、試合は延長戦に突入した。このアメリカズカップで延長戦が行なわれたのは初めてで、試合はさらに緊迫した雰囲気に包まれた。ラウタロは延長前半に交代出場し、試合を変えるキーマンとなった。112分、ラウタロはペナルティーエリア内から冷静にネットを揺らし、アルゼンチンの勝ち越しゴールを決めた。ラウタロのコパ・アメリカでの5点目であり、彼のキャリアのもうひとつのハイライトであった。
試合終了のホイッスルが鳴ると、アルゼンチン・チームは熱狂し、コパ・アメリカ最多優勝チームとしてウルグアイを抜き、チーム史上16度目の優勝を守った。ラウタロは素晴らしいパフォーマンスで得点王に輝き、ジャイロは6アシストでアシスト王に輝いた。