メール』紙によると、アルゼンチン代表MFは次のように語っている。
エンツォ
人種差別的なチャントへの関与により、最大12試合の出場停止処分を受ける可能性がある。アルゼンチン代表がコパ・アメリカで優勝した後、エンツォはソーシャルメディア上で人種差別的な歌を歌うチームをライブ配信し、世間を騒がせた。同選手は公の場で謝罪したものの、12試合の出場停止処分を受けている。
チェルシー
クラブの内部調査
クラブがエンツォに処分を下すとすれば、重大な非行に対する罰金刑にとどまる可能性が高く、その額は通常2週間分の給料となる。しかし、ブレイ&クライス法律事務所のスポーツ弁護士であり、元フルアムMFのウド・オングワー氏は、エンツォには自分の行為を法的に説明する機会があり、今回の公式謝罪によって、すでに追加処分を避けるための有利な立場になったと述べている。
メール』紙によれば、FAはエンツォの行動に対してまだ行動を起こしていないが、完全に排除したわけではないという。FAがこの問題に介入することになれば、選手はFAの差別規定に基づいて告発される可能性がある。EFLの規約では、参加者個人による差別的行為は、規制委員会から6試合から12試合のペナルティを勧告されることになっている。
オングウェルは、「FAはおそらく、チェルシーの対応を見て、どういう立場を取るか決めると思う。エンツォがイングランド代表選手なら、すぐに介入してくるかもしれない"
もしエンツォがソーシャルメディアに投稿していたら、FA側は間違いなく介入し、選手は少なくとも6、7試合の出場禁止処分を受けただろう。"その後、言葉の面での差別があったかどうか、差別的な言葉の使用が繰り返されたかどうか、犯罪が公然のものであったかどうか、参加者が注目されるような行動をしていたかどうかなど、ペナルティを加えるためのあらゆる要素を検討することになっただろう"。
FIFAは現在、フランスサッカー協会から提出された不服申し立てに対処しているが、FIFAによる制裁はエンツォ個人ではなく、アルゼンチンサッカー協会が負うことになる。コパ・アメリカを終えたエンツォは、すぐにコブハムのトレーニングに戻ることはなく、チェルシーのプレシーズンのアメリカツアーにも参加しない見込みだ。