原題:インテル、ダービー3ゴール勝利で首位確定、11年ぶりのリーグ制覇も見えてきた
前節、ホームでラツィオを下したインテルは、街のライバルを勝ち点1差で上回り、ついに首位に立った。このミラノ・ダービーは2011年以来の2強対決で、今季のタイトル獲得を狙う両チームにとっては勝ち点6を争う一戦となる。また、インテルはミッドウィークにUEFAヨーロッパリーグのノックアウトマッチがあるというアドバンテージがある一方、今シーズンのカップ戦はユーベとのコッパ・イタリアの敗戦で終わっている。
インテルはキックオフ直後、ルカクのクロスからラウタロが頭で合わせ、ドンナルンマのキーパーを振り切った。ルカクのクロスにラウタロが反応し、ドンナルンマのキーパーをかわしてアルゼンチン代表FWがヘディングシュートを決めた。後半に入ると、インテルは正確なカウンター攻撃の真髄と威力を存分に発揮し、まずペリシッチが連動してラウタロのゴールをアシストして点差を広げると、ルカクの個人技が冴え渡り、ベルギー代表FWが突破口を開くゴールを決めて試合を終わらせた。
実際、試合後の統計を見ても、ボール支配率は40.1%にとどまり、パス成功率もミランの89%に対してインテルは82%、シュート数もインテルが16-15とわずかに上回っているだけなど、多くの項目でインテルに分があったわけではない。しかし、インテルは守備的なカウンター攻撃の戦術と、正確にチャンスをつかむ能力で、リーグ第1戦の雪辱を果たすことに成功した。さらに決定的なのは、すでに順位表でACミランに4ポイント差、試合数の少ないローマには最大で10ポイント差をつけていることで、王者は徐々にその姿を現しつつある。加えて、インテルは今シーズン、セリエAでの試合を1試合しか残していないため、全エネルギーをセリエAに集中させることができる。何しろ、今大会のタイトルは彼らにとって本当に遠いものなのだ。青と黒の軍団が最後にリーグタイトルを獲得したのは、ジョゼ・モウリーニョが在籍していた2010年のことで、それから11年、彼らは悲願を果たすことが期待されている。