ロンドン・イブニング・スタンダード』紙の新報道によると、ウェストハム・ユナイテッドのジョゼ・ロペテギ監督は、今夏の補強選手としてマンチェスター・ユナイテッドの右サイドバック、ワン・ビサカを優先的に考えているという。一方、ユナイテッドは今夏、チームに余裕を持たせ、移籍予算を引き上げるために、ワン・ビサカを放出する意向も示しているという。
マンチェスター・ユナイテッドは現在、チームのバックラインを強化するため、新たな右サイドバック候補を積極的に探している。レバークーゼンのフリンポン、バイエルンのマズライヒ、モナコのワンダーソンらがユナイテッドのターゲットになっている。したがって、ユナイテッドはワン=ビサカの去就に前向きであり、彼の移籍を促進するためにそれほど大きな障害は設けないだろう。
ウェストハム・ユナイテッドにとって、ベン・ジョンソンを失った後の穴を埋めるべく、チームは新たな右サイドバックの獲得に躍起になっている。以前、ウェストハム・ユナイテッドはサウサンプトンのウォーカー・ピータースとの噂があったが、今はワン・ビサカがロペテギ監督の中で一番のターゲットになっているようだ。
26歳のワン=ビサカは、マンチェスター・ユナイテッドとの契約が来夏で切れる。昨シーズン、この守備的ウイングバックはユナイテッドで全コンペティションで30試合に出場し、うち26試合で先発、3アシストを記録した。ワン・ビサカはユナイテッドで浮き沈みの激しい選手ではあるが、その守備力と経験で移籍市場での人気は依然として高い。
ウェストハム・ユナイテッドにとって、ワン・ビサカの獲得に成功すれば、間違いなくチームのディフェンス力は大幅に強化される。マンチェスター・ユナイテッドにとっても、ワン・ビサカを放出することで移籍金が増え、チーム調整の余地が生まれる。従って、この移籍は双方にとってWin-Winの関係になる可能性がある。