ニューカッスル・ユナイテッドのDFキーラン・トリッピアーが今夏にもクラブを去る可能性があると、『ノーザン・エコー』紙のスコット・ウィルソン主筆が報じた。昨年1月、ニューカッスルはバイエルン・ミュンヘンからの1,280万ポンドのオファーを拒否し、トリッピアーは今シーズン終了までプレーすることになった。しかし、昨年12月以降のトリッピアーは、若手FWリブラメントの急成長と相まって、安定したプレーを見せておらず、マグパイの上層部は今夏のトリッピアー売却を希望している。
ニューカッスルで最も年俸の高い選手の一人であるトリッピアーが移籍すれば、多額の移籍金が手に入るだけでなく、クラブの人件費に空きができ、ニューカッスルがプレミアリーグのPSR規則に準拠する助けにもなる。バイエルンはもはやトリッピアーに興味を示さないかもしれないが、サウジアラビアの2つのクラブが強い興味を示しており、移籍交渉は今後数週間のうちに正式に行われる見込みだ。
トリッピアーはユーロ2024に出場したばかりで、特別休暇を与えられているため、プレシーズンのトレーニングはまだ再開していない。ユーロでは、スペインとの決勝戦を除き、イングランドのほぼ全試合に出場した。しかし、リブラメントが将来的にチームの右サイドバックのファーストチョイスとして定着した今、トリッピアーが退団するのはほぼ必然の流れだ。その穴を埋めるため、ニューカッスルはフィオレンティーナのプレーメーカー、カヨデを後釜として迎え入れるかもしれない。
さらに、今夏ニューカッスルを去るのはトリッピアーだけではないかもしれない。ショーン・ロングスタッフ、ミゲル・アルミロン、カラム・ウィルソンの契約状況も、広く懸念を呼んでいる。ロングスタッフも契約年を迎えているが、クラブとの契約延長にはまだ合意しておらず、年齢(26歳)はトリッピアーに比べて有利であるにもかかわらず、契約延長の見通しは不透明だ。
アルミロンの将来は、ニューカッスルが新たな右ウインガーを見つけたいという願望に覆われている。一方、ウィルソンは背中の故障で新シーズンの開幕を欠場することが決まっており、契約満了も迫っている。エディー・ハウ監督は彼の残留を望んでいるものの、クラブ上層部はまだ移籍価値があるうちに売却することを望んでいる。