毎シーズン、どのチームも勝ち点を落とすものだが、今シーズン惜しくもタイトルを逃したバルセロナは、完全に回避できたはずの重要な試合で勝ち点を落としたことを悔やんでいることだろう。一方、レアル・マドリードの3敗には、セビージャ、バレンシアとのアウェー戦、バルセロナとのホーム戦が含まれており、開幕前は相手の強さゆえに勝敗が容易でなく、勝敗がかかっていた試合だった。

バルセロナは今シーズン、レアル・マドリード、アトレティコ・マドリード、セビージャ、ビルバオ、エスパニョール、バレンシアにアウェイで勝利し、上位8チームに対して無敗を誇っている。シーズン開幕当初、バルサファンは日曜日にハバルを破ったことで、9年ぶり7度目のリーガ・エスパニョーラのトロフィー獲得に向かうと思ったに違いない。

カンプノウでのアラベス戦に代表されるように、バルセロナは負けるべきでない場面で負けている。新監督は、重要な場面でのバルセロナの一貫性に対処しなければならない。この問題をエンリケのローテーション・システムに求める声もあれば、エンリケが送り出したチームはこれらの試合に勝つのに十分だという意見もある。ホームでのグラン・パリ戦やアウェーでのレアル・マドリード戦では、バルセロナは素晴らしいエネルギーを爆発させた。

もちろん、バルセロナにとって、特に10年連続で成功を収めてきた後では、毎試合気持ちを高めておくことは本当に難しいことだ。

今シーズンのバルセロナがタイトルを逃した5つの残念な瞬間を、『Jerk』がピックアップした。

バルセロナ 1-2 アラベス(2016年9月10日

エンリケのローテーションを駆使しても、試合前には誰も予想していなかった敗戦だった。昇格争いのライバルであるアラベスが予想外に先制し、後半にマチューが同点弾を決めたことで、バルセロナは再び調子を取り戻し、彼らを追い越すだろうと誰もが思った。しかし、エベイゴメスが2点目を奪い、その後、バルセロナはメッシ、スアレスと交代させたが、効果はなかった。バルサはカンプ・ノウで今シーズン唯一の敗戦を喫し、エンリケは先発をローテーションしすぎたと批判された。

バルセロナ 1-1 レアル・マドリード(2016年12月3日

今年4月のレアル・マドリード戦でキラーゴールを決めたリオネル・メッシのセレブレーションは有名だが、今シーズンの第1レグで両チームが激突した際にも、ノウ・カンプでラモスが土壇場で決めたヘディングシュートが、バルセロナの3点リードを1点差にし、タイトル獲得に影響を与えた。

ベティス 1-1 バルセロナ 2017年1月29日

非常に物議を醸した試合で、明らかにゴールラインを越えたバルセロナのゴールが、当直の主審によって無視された。ビダルのクロスからアルバが放ったシュートは、ベティスのエサマンディによってゴールライン裏からブロックされた。先程まで低迷していたバルサは、この後士気を取り戻し、スアレスのゴールで同点に追いついた。しかし、この1点は3点だったかもしれない。

ラ・コルーニャ 2-1 バルセロナ 2017年3月12日

バルセロナは、ミッドウィークのパリ戦での見事な逆転劇の余韻に浸り、リーグ戦での重要なタスクを忘れてしまったようだ。過去2回、エスタディオ・リアゾールを訪れたとき、バルサは12ゴールを奪っている。しかしこの時、エンリケ率いるバルサは、メル新監督によって活気づいたラカオに驚かされた。当時、バルセロナは前回の逆転劇の輝きがあったため、この敗戦を大きく批判することはなかった。しかし、今となっては、この勝ち点3を失ったことが残念でならない。

2017年4月8日 2-0 バルセロナ

ベルナベウでのグリーズマンの土壇場での同点ゴールで、バルセロナは再びタイトルを手中に収め、残り7試合に勝利して王者となった。しかし同じ週末、バルセロナはマラガに敗れた。バルセロナがアンダルシア勢に完封されたのは今季2度目である。一方、レアル・マドリードは38試合すべてでゴールを決め、シーズンを終えた。バルセロナは目を覚まし、残りの6試合を取ったが、スタディオ・デ・ラ・ロサレダの死が彼らのタイトルを葬り去り、この日の最初の切り札は、昨夏カンプ・ノウを去ったサンドロだった。

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