レアル・ソシエダはセントラルMFのメリノとの契約延長交渉に全力を注いでいる。メリノはチームにとって不可欠で重要な存在であり、移籍の噂が絶えないレノルマンをも凌ぐ存在である、と日刊紙『エル・パイス・バスコ』は報じている。メリノは、レアル・ソシエダの競争レベルでのパフォーマンスには満足しているが、契約延長の年俸部分には難色を示しており、彼の価値はもっと高い年俸で報われるべきだと考えている。
レアル・ソシエダはこの主力選手を引き留めるため、積極的なアクションを起こし、当初のオファーパッケージを変更することにした。当初の契約には固定給とボーナスの両方が含まれていたが、クラブはボーナス分をそのまま固定給に変換し、現在チームトップの年俸を支払っているオヤサバルよりも高い年俸をメリノに支払うことを約束した。この動きは、レアル・ソシエダのメリノに対する高い評価と誠意を示している。
しかしレアル・ソシエダは、もしメリノが新たなオファーを受けてもなお、年俸水準が彼の期待に合わないと考えるのであれば、現実を直視する覚悟もある。レアル・ソシエダは今夏、契約延長交渉が決裂した場合、メリノの売却を検討すると言われている。
移籍市場では、アトレティコ・マドリー、バルセロナ、アーセナル、チェルシーなど多くの強豪がメリノに強い関心を示している。しかし報道によると、メリノ自身はアトレティコ・マドリーへの移籍に興味がなく、バルセロナは金銭的なプレッシャーから高額な移籍金を負担することが難しい。そのため、もしメリノがレアル・ソシエダを退団するのであれば、イングランド・プレミアリーグに行く可能性が高くなっている。プレミアリーグのチームは、レアル・ソシエダが期待する高額な移籍金を支払う資金力があるだけでなく、メリノの高年俸の要求にも応えられる。
