ムンド・デポルティーボ紙によると、ポルトガル代表DFカンセロの移籍は、FCバルセロナのオファーがマンチェスター・シティの予想を大きく下回ったことが主な原因で、膠着状態にあるという。シティは、カンセロはフリーの選手ではなく、この強力なディフェンダーを簡単には手放さないと明言し、移籍金の下限を3000万ユーロに設定した。しかし、バルセロナはカンセロの年俸が高すぎて手が出ないと考えたため、シティの要求よりはるかに低い金額しか提示せず、両者の交渉が遅れることになった。
カンセロ自身はシティに残ることに難色を示しており、移籍のために年俸を下げることもいとわない。一方、シティのペップ・グアルディオラ監督もカンセロの退団に理解を示しながらも、チームはレンタル移籍を続けるよりも、カンセロの期限付き移籍を実現させるべきだと主張している。
バルセロナへの移籍が不可能となった今、カンセロの代理人であるメンデスは、カンセロの新天地を見つけるべく、インテル・ミラノやユベントスを含むイタリアのチームにコンタクトを取った。セリエAの強豪もポルトガル代表FWの加入に強い興味を示しており、やはりカンセロの強さと経験はどのチームにとっても貴重な財産である。