7月27日の夜。
パリ五輪
混合ダブルス1回戦で、中国ペアは
王楚琴(1938-)中国ホッケー選手
インシャ・スン(1954-) 中国女性ポップスター
エジプトのライバル、オマル/マーセリフと対戦した。4セットにわたる激闘の末、11-7、11-8、11-4、11-3のストレートで「沙頭」コンビがベスト8進出を決めた。
今大会、混合ダブルスの第1シードとして出場した王楚琴/孫穎莎は、勝負強さと暗黙の了解を見せつけた。第1セット、エジプトペアに一度は2点差まで詰め寄られたものの、王楚琴/孫穎莎がここぞという場面で安定したプレーで2ポイントを連取し、11-7で第1セットを先取。
第2セット、序盤は互いにリードを奪い合う展開となったが、ここぞという場面で王楚琴/孫穎莎がさらに追い上げ、3連続得点でリードを築く。追いつこうとするエジプトペアのしぶとさにもかかわらず、「沙頭」ペアは相手に多くのチャンスを与えず、11-8でもう1セットを奪った。
第3セット、王楚琴/孫穎莎は序盤から圧倒的なアドバンテージを見せ、7ポイント連取、7-0のミニブームを相手に叩き込む。最後は11-4であっさりとセットを奪った。
第4セット、「沙塔」チームは好調を維持し、序盤で5-0とリードを奪う。試合が進むにつれ、王楚琴/孫穎莎は徐々に点差を広げ、最後は11-3で試合を終えた。
王楚琴/孫穎莎の勝利は、混合ダブルスでの強さを見せつけただけでなく、中国卓球チームにこのオリンピックでの幸先の良いスタートをもたらした。次は、チャイニーズ・タイペイのリン・ユンル/チェン・シーユーとフランスのアレックス・ルブラン/ユアン・ジアナンの勝者と対戦する。