もしルーマニアがオランダ戦だけを見ていたら、オランダがグループ首位で、ルーマニアは3位の強豪チームのひとつだと思ったかもしれない。
オランダにはワウキル・ユンドヤクやディヴヤクといった経験豊富なバックボーンがおり、ルーマニアのストライカーにスペースを与えることはないだろうが、このチームは選手全員が攻撃をオーガナイズすることが多く、オープンすぎるスタイルは2人のバックボーンに問題を引き起こす可能性がある。
とはいえ、このオランダ人ストライカーには、チームメイトに数的優位を作り出し、得点のチャンスを与える能力があると思う。オーストリア戦でのディアビーの見事なシュートは、その何よりの証拠だ。また、ギャップは今週のヨーロッパリーグ決勝で2ゴールを決めて、私に感銘を与えた選手でもある。
ルーマニアは、守備的なカウンターアタックの選手を擁する非常にタイトなチームで、かなり難しいグループを首位で通過したことは、彼らがファイトとクオリティーを持っていることを示している。しかし、ルーマニアは失点が多く、オランダもゴールに迫る力がある。