スペインはこの試合でも、DFラルポルト、ノルマン、カルバハル、ククレラ、MFロドリ、ペドリ、ファビアン・ルイス、モラタ、FWヤマル、ウィリアムズと、ほぼ第1戦と同じ433人を並べた。
イタリアは4231の布陣で、DFバストーニ、カラフィオーリ、ディ・ロレンツォ、ディマルコ、ジョルジーニョMF、バレッラ、ペッレグリーニ攻撃的MF、FWフラテッシ、キエーザ、スカマカッカ。
(先制リンク)
試合は開始わずか1分強で始まった。スペインでは、ウィリアムズが左サイドからの崩しのクロスをボックス中央でフィニッシュ。ペドリは7ヤードのボックス内でノーマークになり、かろうじてドンナルンマがはじいたシュートを頭で合わせた。このシュートはドンナルンマにかろうじて弾かれた。
それから5分間、何が起こっているかは明らかだった。イタリアの右サイドで、ディロレンツォはウィリアムズをかろうじて抑えていた。彼はシュートを打つこともパスを出すこともできた。反対側では、ディマルコがヤマルをほとんど止められなかったが、それはイタリアのディフェンスが攻撃に上がらず、ヤマルのスピードが発揮できなかったからに他ならない。ペドリのヘディングシュートは、スペインがすぐに得点のために次々とシュートを放つことを証明していた。
5分後、ペジェグリーニがディフェンス中にペドリに蹴られ、地面に倒れ込んで治療を受け、しばらくボールを引きずってから再びプレーを始めた。モラタが左サイドを引き上げてボールを受けると、素早いパスを出した。ウィリアムズは意外にも7フィートのボールに突進したが、得点にはならなかった。
11分、スペインが裏へボールを回し、ラポルテがキーパーをバックパスしようとした瞬間、スカマッカが駆け寄り、そのままラポルテを押し倒した。ボールの前にいたアタッカーによるファウルなので、カードをもらうのは簡単ではない。イタリアは攻撃的な選手を使って、できるだけ多くのファウルを犯したり、倒れたりしてレフェリーに試合を止めさせようとし始めた。ドンナルンマは決してバカではない。
スペインは堂々として見えたが、しばらくそうしているうちに変わり始めた。開始20分、イタリアはいきなりサイドを大きく割った。パスミスが原因で、またしてもスペインに奪われた。しかし、イタリアはこのチャンスでスペインに一歩も譲らない。スペインは2人のウイングバックに攻撃をさせ始めているようで、イタリアはそのギャップを狙っている。
ファビ24のアン・ルイスが30ヤード近くからシュートを放ったが、これはスピードがあり、ドンナルンマはかろうじてバーを越えた。
前半終了後、スペインの攻撃はややスローダウンし、イタリアは右サイドに守備を集中させ、スペインの左サイドにいるウィリアムズを守るためだけに、フラテッシがディロレンツォを助けるために戻ってくるだけでなく、キエーザも自陣深くまで走り込んでくる。ウィリアムズは突破できず、ククレッラも助けようとしたが、スペインがオーバーラップをするためにボールをリリースするイタリアのタイミングはいつにも増して良く、次第にスペインはイタリアに対して得点を奪えなくなっていった。
そしてイタリアはファウルの規模を把握し始め、前半終了前にようやく動き出した。イタリアではディマルコもバレッラもわざとスペインの選手にちょっかいを出し、ラポルテとノルマンがボールを持って上がっているところを倒され、ディマルコはボールを包もうとする素振りまで見せて止まりきれず、ノルマンがカラフィオーリに押されて止まれなくなり、最後はディマルコのふくらはぎに頭突きを食らわせた。ディマルコのふくらはぎに頭突きを食らわせたが、ディマルコはすぐに振り向きざまに避けようとした。