待ちに待ったバルセロナ対レアル・マドリードの親善試合は、日曜日の早朝7時(日本時間)にキックオフされる。バルセロナの一員として、テル・ステーゲンは試合前に『アス』のインタビューに応じ、この試合への期待、チームの現状、そして新シーズンの展望を語った。
今度のダービーについて、テル・ステーゲンは興奮と期待の両方を感じていると語った。たかが親善試合とはいえ、多くのファンや選手にとって大きな意味を持つことを彼は知っている。昨年の激突はまだ記憶に新しいし、結果は決定的ではないが、その過程だけでも血が騒ぐには十分だテル・ステーゲンは、この親善試合の結果は第一義的なものではないが、チームは最高のコンディションで祝宴に臨めるよう全力を尽くすと強調した。
テル・ステーゲンは、チームとともに新シーズンを迎えることを楽しみにしている。なぜなら、バルセロナは無数のファンの心の聖地であり、チームの栄光と夢の出発点であるカンプ・ノウに戻ってくるからだ。
昨シーズンを振り返って、テル・ステーゲンはチームが設定した目標に到達できなかったことを認めたが、レアル・マドリードの成功にも賛辞を送った。バルセロナが僅差でリーガ・エスパニョーラのタイトルを逃したのに対し、レアル・マドリードはシーズンを通して非常に強かったと彼は言及したが、それでもチームの強さとポテンシャルは侮れない。
テル・ステーゲンはフリック新監督を高く評価した。彼は、フリックが新しいサッカー哲学と仕事のやり方を持ち込んだと考えており、特にフィジカル・トレーニングに重点を置いている。テル・ステーゲンは、新シーズンの課題は、強度の高い試合でも安定したプレーを維持することであり、フリックこそチームがこの目標を達成する手助けができる人物だと強調した。
さらに、テル・ステーゲンは若い選手ヤマルについても語った。彼は、ヤマルはまだ駆け出しだが、すでに驚くべき才能と可能性を示していると語った。テル・ステーゲンは、ヤマルには地に足をつけて努力を続け、プレーを向上させ、将来はチームのために多くの栄誉を勝ち取ることを期待している、と語った。
自分の役割について、テル・ステーゲンは、フリックやチームメイトとのコミュニケーションを円滑にするために、自分の語学力がある程度役立っていると語った。しかし、ドイツ語を話せるのは自分だけでなく、チームには他にも多くの選手がいることも強調した。今のところ、フリックのメッセージは選手全員によく伝わっており、誰もが自信と期待を持って新シーズンを待ち望んでいる。
最後に、テル・ステーゲンはチームメイトのロベルトの近況についても言及した。ロベルトと連絡を取ろうとしたが、なぜかうまくいかなかったという。彼は、ロベルトが現在契約を結んでいないことを悲しみつつも、夏はまだ長く、ロベルトは自分の居場所を見つけることができると信じている。同時に、チームは2週間後に新キャプテンの投票を行うが、正確な結果はまだわからないとも明かした。
インタビューの終盤、テル・ステーゲンはユーロについての見解も語った。ドイツ代表としてヨーロッパリーグに出場することをとても楽しみにしていたが、残念ながら代表メンバーには選ばれなかったという。しかし、クラブメイトのユーロでの素晴らしい活躍を喜び、今後の試合でも良い結果が続くことを祈ったという。同時に、準々決勝のドイツ対スペイン戦でのククレリアのハンドボール事件について、「確かにハンドボールのファウルだったが、主審の判定は簡単ではなかった」と意見を述べた。