ムンド・デポルティーボ』紙が新たに報じたところによると、FCバルセロナはプレシーズンのアメリカ遠征を終えた後、新たなSBを獲得するかどうかの最終決断を下すという。この決断の背景には、チームのMFロメウの退団要求がある。ロメウは、契約を2年残しているが、クラブに退団の希望を表明しており、バルセロナは、この要求を尊重し、叶えることを決めた。
ロメウの退団がバルセロナのチームに影響を及ぼし、特に中盤のポジションに空白ができたことは間違いない。この変化に対応するため、フリック監督とデコ・スポーツディレクターは、新たな選手を獲得して空白を埋める必要性について激しく話し合っている。まだ最終的な決断は下しておらず、アメリカ遠征後のチーム全体のパフォーマンスと戦術的な必要性に基づいて判断する予定だという。
デコはフリックのために、フリーエージェントとフリーでレンタルできる選手の両方を含む、一連の代替案を用意したと報じられている。このことは、バルセロナが財政的な負担を軽減し、チーム編成を最適化するために、補強の際には費用対効果の高いオプションを優先することを示唆している。
外部からの補強を呼び込むだけでなく、バルセロナは内部発掘による中盤固めの可能性も積極的に探っている。中でも、カサドやベルナルといった若手選手が内部昇格のターゲットになり得ると見られている。これらの選手たちはすでにこれまでの試合でポテンシャルと強さを発揮しており、出場機会やトレーニングの機会を増やすことができれば、将来的にチームの中盤で重要な戦力となることが期待されている。
