大手スポーツメディア『TA』によると、マンチェスター・ユナイテッドの中盤の主将カゼミーロは新シーズンもチームに残るが、フィールドでの信頼性には深刻な疑問が投げかけられているという。このニュースはファンや識者の間で広く議論を巻き起こし、ユナイテッドの経営陣はチームの中盤を強化するため、移籍市場で新たな6番を積極的に探すようになった。
数ヶ月前、カゼミーロのマンチェスター・ユナイテッドでの将来は不透明だった。5月のFAカップ決勝をハムストリングの負傷で欠場し、サウジアラビアリーグのクラブとの移籍交渉も一時噂された。しかし、サウジアラビアとの交渉が冷え込んだことで、カゼミーロは来シーズンもユナイテッドのカラーをまとうことになりそうだ。
しかし、リバプールとのプレシーズンマッチでのカゼミーロのパフォーマンスは、彼のフォームに懸念を抱かせるものだった。キャプテンとして90分間フル出場し、プレーへの強い意欲を見せたものの、守備とボールコントロールの甘さが露呈した。リバプールの先制点は、彼の積極的すぎる守備戦術を利用したものであり、中盤でのショートパスは何度も相手に直接プレゼントしていた。
カゼミーロはマウントやラッシュフォードといったチームメイトに脅威的なパスを供給するなど、ポジティブなパフォーマンスも見せたが、全体的なパフォーマンスでは調子を落としている事実を隠すのに苦労している。レアル・マドリード時代に見せた一貫性と信頼性に比べ、ユナイテッドでの最初のシーズンでカゼミーロは明らかにファンの期待に応えられていない。
その結果、ユナイテッドの経営陣はチームの中盤を強化するため、移籍市場で新たな6番を探し始めた。チームの中盤を安定させ、守備力とボールコントロール能力を向上させることができる選手を獲得し、カゼミーロの不振の影響を補いたいのだ。