フランス・メディア『フットメルカート』の最新報道によると、マルセイユがレンズのストライカー、ワヒを獲得する過程で被った挫折が明らかになった。マルセイユはレンスに2回連続でオファーを出したが、相手側であるレンス側のワヒの心理的価格を3000万~3500万ユーロに設定したことを印象づけることができなかった。
財政的な逼迫からワヒの売却を考えているレンズのクラブだが、レンタル移籍には応じず、移籍で直接多額の資金を得たいと頑なに主張している。この姿勢はマルセイユにとって交渉の難航を招き、マルセイユはオファーを増額し続ける意向を示しているものの、両者がこの問題で合意に達するかどうかは依然として不透明だ。
特に、ワヒの印象的なパフォーマンスは、いくつかのヨーロッパの強豪の注目を集めている。マルセイユ以外にも、チェルシー、ウェストハム・ユナイテッド、レスター・シティといったクラブがこの21歳のストライカーに強い関心を示している。昨シーズン、ワヒはレンズで36試合に出場し、12ゴール、4アシストという素晴らしい成績を残した。
移籍市場の競争が激化するなか、ワヒの将来の行き先はさらに混迷を深めている。マルセイユにとっては、他の買い手候補からの競争圧力を考慮しつつ、オファーを増やす必要がある。ワヒ本人にとっては、数ある移籍先の中から、コンスタントにプレーするチャンスを与えつつ、キャリアアップのニーズを満たせるクラブを探す必要がある。