イギリスの大手タブロイド紙『ザ・サン』が新たに報じたところによると、プレミアリーグの巨人、チェルシーFCは2年連続でシャツのフロントスポンサーなしで新シーズンを迎えることになる。プレミアリーグ開幕まであと7日しかない中、このニュースはチェルシーファンや業界関係者に大きな衝撃を与えたことは間違いない。
昨シーズンを振り返ると、チェルシーも開幕当初はシャツの胸スポンサーに空きがなく、前スポンサーのインフィニット・アスリートと4000万ポンド相当の1年契約が合意したのは9月になってからだった。しかし、今シーズンはさらに状況が悪化しているようで、新シーズンが近づいてもチェルシーは新たなスポンサーとの契約に合意できないでいる。
プレシーズンツアー中、チェルシーは主に契約継続の理由から、インフィニット・アスリートのロゴをシャツに使用していた。しかし、プレミアリーグの規則では、クラブは1シーズンに1社しかシャツのスポンサーを持つことができず、新シーズンが始まれば、特にマンチェスター・シティ戦のような重要な試合では、チェルシーはインフィニット・アスリートのロゴをシャツに使い続けることはできなくなる。
このルールは、チェルシーのシャツスポンサー問題にとって、より大きな挑戦となることは間違いない。プレミアリーグは、チャリティ・パートナーのプロモーションのために、クラブがマッチデーに一度だけスポンサーを変更することを認めているが、チェルシーの現在の苦境には適用されない。一方、クラブがスポンサーを変更できるのは、現在のスポンサーが財政的な問題を抱え、契約を履行できないような例外的な場合に限られるが、やはりこの条項はチェルシーが結ぶ可能性のある新たな契約には適用されない。
さらに問題を複雑にしているのは、チェルシーが今シーズンのシャツ袖口スポンサーにインフィニット・アスリートをすでに手配していることで、新たな胸スポンサーを見つけるとなると、クラブの選択肢はさらに限られてしまう。しかし、チェルシーは努力をあきらめておらず、クラブの財政的な重圧を和らげるために、シャツの胸スポンサーを通してより有利な契約を確保することを望んでいる。
このような苦境に直面し、チェルシーファンは間違いなく不安と失望を感じるだろう。何しろ、シャツの胸スポンサーはクラブの重要な収入源のひとつであり、クラブの運営と将来の発展にとって極めて重要だからだ。しかし、現在のビジネス環境では、高額なスポンサー料を支払うことを厭わず、クラブのブランドイメージに見合ったスポンサーを見つけることは容易ではない。
