ラ・ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙の新報道によれば、ナポリとチェルシーによるオスミーンとロメル・ルカクの交換トレードの計画は正式に破綻したというが、それでもナポリがチェルシーのストライカー、ロメル・ルカクを獲得しようとする執念は止まらない。
当初、両クラブは選手交換によってそれぞれのニーズを解決しようとし、ナポリはチェルシーのロメル・ルカクと引き換えにオスミーンを送り込んだ。しかし、オスミーン自身がチェルシーへのレンタル移籍を拒否したため、この複雑な契約シナリオは結局、実現しなかった。
とはいえ、ナポリはルカク獲得の望みを捨てておらず、ベルギー代表FWを直接獲得しようと、再びチェルシーに攻勢をかけている。チェルシーはルカクの退団に前向きで、選手の契約にある4400万ユーロの放出条項から一定のディスカウントをする意向を示しており、現在の提示価格は4000万ユーロである。
しかし、ナポリのデ・ラウレンティス会長は、予想をはるかに超えた金額に不満を表明している。報道によれば、ナポリは2500万ユーロの固定移籍金しか支払う意思がなく、固定移籍金と手厚い変動ボーナスを含む支払いプランについてチェルシーと話し合いたいようだ。このような提案は、チェルシーの財政的ニーズを満たすだけでなく、ナポリの負担をある程度軽減する狙いもある。
一方、オスミーンの将来は宙に浮いたままだ。現在、このナイジェリア人ストライカーを獲得しようとしているのは、パリ・サンジェルマンとサウジアラビアのクラブだけだ。特に、アントニオ・コンテ監督のウォームアップ・メンバーから外されたオスミーンを、ナポリは新シーズンに向けてメンバーを入れ替えるために、期限付き移籍で送り出そうと急いでいる。