イラクはU23アジアカップの3位決定戦でインドネシアと戦った。試合は90分行われ、1-1の引き分けで延長戦に突入。結局、イラクが延長戦での決定的なゴールでインドネシアを2-1で下し、3位で6度目のオリンピック出場を決めた。
試合は両チームとも勝利への強い意欲を見せる中で始まった。前半、インドネシアが積極的な攻撃とタイトなディフェンスで均衡を破り先制した。コーナーキックのチャンスを生かし、ペナルティーエリアの外に飛び出したジェナーが鮮やかなロングレンジシュートを決め、インドネシアが先制した。
しかし、イラクチームは落胆しなかった。同点に追いつこうと、後半はさらに攻勢を強めた。そして27分、イラクはコーナーキックのチャンスを生かし、ゴール前のタフシンのヘディングシュートで同点に追いついた。
続く試合でも両チーム得点できず、試合は延長戦に突入した。延長6分、イラクに絶好の攻撃機会が訪れる。ペナルティーエリア内でオフサイドを取ったジャシムが冷静にディフェンダーを振り切り、角度のないところからシュートを放つと、インドネシア・ゴールキーパーの10本の指を貫き、ボールはゴールに突き刺さった。このゴールでイラクチームは勝利を収め、パリ・オリンピックへの出場権を獲得した。
