第1戦のゴール数はかなり少なかったが、蔚山HDと横浜マリナーズの両チームが好機を作り、非常に質の高いボールゲームだったと思う。
蔚山HDはこのAFCチャンピオンズリーグ・トップ4第1戦で、ホームで1対0の勝利に値した。そして実際、チョ・ミンギュのシュートがポストに当たり、横浜マリナーズのGKウィリアム・パークが何度も好セーブを見せなければ、もっと多くのゴールが生まれていたはずだ。
しかし、蔚山HDには得点源のチョ・ミンギュ、ウイングのアン・ウォン、イ・ドンギョンらクオリティの高い選手が揃っているうえ、最近は果敢な攻撃で勝負を仕掛けてくるので、反撃に出たときには得点のチャンスがあると思う。
蔚山HDは、第2ラウンドで日本を訪問する際、ディフェンス面で良いパフォーマンスを見せなければならない。韓国代表の大黒柱であるキム・ヨングォンとGKチョ・ヒョンウが率いる守備陣は強力かつ組織的だ。
横浜マリナーズの最大の脅威は、ブラジル人ウイングのネマフィオスと攻撃的GKの松原健だ。彼らにとって、得点の最大のチャンスは、プレッシャーがかかる前にゴールスコアラーであるアンデルセン・ルビスの足元に正確にボールを運ぶチームの能力かもしれない。
アンデルセン・ルビスは今大会で計5得点を挙げたが、第1戦では同点に追いつくチャンスがあっても反応が鈍く、あまり効率的ではなかったと思う。しかし、蔚山HDの守備陣は彼を凍らせることができると思うし、彼は今回、改善された脅威的なパフォーマンスを期待しているはずだ。
しかし、蔚山HDのディフェンスはプレッシャーに耐えるだけでなく、前線の攻撃にゴールチャンスを作り出すこともできる。よって、今日の戦いで平和を勝ち取り、決勝進出を果たすことを期待したい。