1966年から2022年まで。

1966年ワールドカップの優勝者写真に写っていたエリザベス女王とイングランド代表のキャプテン、ボビー・ムーアはともにこの世を去り、手にしたレミーカップは失われて久しい。その間に、スリーライオンズのヒーローやヒロインが現れては消えていった。どの時代にも、イングランドには象徴的なワールドクラスのサッカー選手が少なくとも1人はいた。デビッド・ベッカム、ウェイン・ルーニーから現在のハリー・ケインまで、それはまるで飛び上がって縁に触れるが、決してその縁につかまることができないようなものだ。だから、延々と待ち続けることが習慣になっている。

↑?イングランドはワールドクラスのスター選手には事欠かないが、悲願のメジャー大会制覇には遅々として進んでいない。

世界一のリーグを持つ国が、待ちに待ったワールドカップで出遅れた。いや、これが本当の問題なのかもしれない。世界で最も注目されるリーグであるイングランド・プレミアリーグには、当然ながら世界中から優秀な選手が集まる。プレミアリーグのチームは、監督やコーチから選手に至るまで、国もプレースタイルも異なる選手やコーチによって構成されている。プレミアリーグの世界的な放送や高視聴率に加え、各国の選手やコーチは当然、プレミアリーグの選手により精通している。イングランド代表のメンバーはほとんどがEPLのスター選手であるため、選手の弱点や特徴がわかりやすく、短期決戦のカップ戦で敗退することが多い。

今年のイングランドは、例年通りプレミアリーグのスター選手に加え、一握りの優秀な旅行者で構成されている。選手層も厚く、若いスター選手も多い。昨年のユーロ準優勝チームだけに、今回のワールドカップで最も価値のあるチームは、私たちに多くの驚きをもたらしてくれるだろう。

今年のイングランドの3人のGKは似たような長所を持っている。ニック・ポープやアーロン・ラムズデールに比べれば、4年ほど前からNo.1GKを務めているジョーダン・ピックフォードの先発起用は揺るぎないし、これまで批判されてきたピックフォードのロングパスもここ数シーズンでかなり改善されている。ピックフォードが今期のイングランド代表の先発ゴールに選ばれるのは当然だろう。

↑ジョーダン・ピックフォードの先発はかなり堅い

今年9月のUEFAネーションズリーグでは、リーグ戦で安定したパフォーマンスを披露していたポープが、負傷したピックフォードに代わって代表チームで先発するチャンスを得た。しかし、いくつかの試合では低調なパフォーマンスに終始し、守備のミスやターンオーバーがチームの敗因となった。

ラムズデールは優れたディフェンスとボール奪取能力を持ち、確かに今シーズンのプレミアリーグの安定に大きく貢献している。しかし、ピックフォードの安定したフォームと過去2大会の経験により、ラムズデールがピックフォードのNo.1国際GKの座を揺るがすことはまだ難しい。イングランド代表の第2GKとして、ラムズデールはピックフォードがプレーできない場合の頼れるオプションであることは間違いない。

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