雷は鳴るが雨はあまり降らないパリ・サンジェルマン(PSG)が、UEFAヨーロッパリーグ・ラウンド16のファーストレグで新進気鋭のレアル・ソシエダと対戦する。PSGは今季、グループリーグ6試合で2失点しか喫しておらず、アウェーでの3試合もすべて2点差以内のクリーンシートを達成しているなど、守備が持ち味のチームだ。 PSGはキリアン・マクバルビーに依存しているため、守備を強化できれば戦力を削ぐことができ、UEFAヨーロッパリーグ1回戦では得失点差2.5の低得点を狙えるはずだ。(現在643 木曜4:00生放送)
PSGは大コンソーシアムの傘下に入って以来、UEFAチャンピオンズリーグ制覇を目標に掲げ、過去12回でベスト16に進出しているが、過去2回はこの段階でストップし、それぞれレアル・マドリーとバイエルンに敗退している。今年のPSGもグループステージではドルトムントに勝ち点3差と振るわず、試合結果ではACミランに次ぐ2位通過が精一杯。 抽選の結果、従来の強豪チームを避けられたのはラッキーだったが、今回のUEFAヨーロッパリーグではレアル・ソシエダが台頭してきており、簡単には戦えないと思う。前回のリーグ戦、リール戦のマクバービーがこの試合に対応するには不十分だったが、PSGはリーグ戦だけで19ゴールを決め、チームの得点の3分の1以上を占める「マクバービー将軍」に頼りすぎている。 レアル・サッカーは彼に対する守備に専念し、せめて引き分けをキープし、次戦はホームに戻って再び戦い抜くだけだ。