ヨーロッパのトップリーグでプレーする選手を多数擁するイランは7日(水)、アジアカップ準々決勝で開催国カタールに2-3で敗れ、アジアカップ敗退が決まった。 試合後、ガリ・ネイヘッドコーチは国民に謝罪し、敗戦の全責任を取ると述べるとともに、次のワールドカップ開幕までにチームの血抜きを完了させたいと語った。
試合後、記者会見に臨んだガリネイ監督は、まずファンにこう謝罪した。「今日は皆さんに喜びを与えることができなかったことを、イランの皆さんにお詫びしたい。選手全員の献身的なプレーのおかげで、後半はこれまでで最高の試合ができたが、チャンスを逃しすぎた。ガラネイ監督は、サウジアラビア、韓国、日本、オーストラリアといった伝統的な強豪国がトーナメントから敗退したことを指摘し、イランは技術レベルでは満足のいくパフォーマンスを見せたと述べたが、その一方で、この日を自身の人生で最もつらい日と表現し、「今年の敗退の責任は選手やFAにあるのではなく、私が全責任を負わなければならない」と、敗退の責任を取ることを強調した。
イランは今大会の優勝候補の一角と目され、タニミやアスムンドといった欧州のトップリーグでプレーする全盛期の選手たちがイランの新たな「黄金世代」と称されているが、残念ながら「ペルシャ軍団」に今大会の優勝の可能性はない。今大会の最終節で選手の平均年齢が最も高いチームのひとつであるイランには、26歳以下の選手が4人しかおらず、ガリ・ネイ監督も試合前、今大会が代表チームの一部のベテランの最後のタンゴになるかもしれないと認めていた。