アジアカップの残り8試合で優勝候補に挙げられているのがオーストラリアと韓国だ。オーストラリアは今大会、ディフェンスが素晴らしく、4試合で1失点しか喫しておらず、今大会最大の武器となっている。 韓国はグループステージでの必死のプレースタイルがアクシデントを引き起こしそうになったが、前回の試合ではすでに保守的なプレースタイルに切り替えており、今回はあえて無茶な動きはしないだろうから、2.5点差に賭ける価値はある。(HOYテレビ77で金曜午後11時30分から生中継)
オーストラリアの攻撃力は日本や韓国と比べると決して強くないが、ボールをキープして布陣を安定させるチームリーダーのアイレットの戦略はかなり成功しており、ここ8試合で7度のクリーンシートを達成し、7勝1分けの無敗記録をもたらしている。韓国との対戦では、過去6試合中5試合が合計2失点以下という堅実な試合を続けるだろう。
一方、韓国はラウンド16でサウジアラビアを12ヤードのシュートの応酬でノックアウトし、試合終了前に3試合連続でゴールを決めたが、全体的なパフォーマンスはさすがに不満足だった。韓国はグループステージで8失点、6失点とディフェンスが批判されている。 ドイツ代表指揮官キーレン・シーメンスは最終戦で3本柱のディフェンスに変更し、確かに安定しているが、ソン・フンミンとファン・ヒチャンのプレミアリーグコンビはまだオージーディフェンスを崩し切れていない。