[レポーター:ラム・チューク・チュン(カタール・ドーハ)】アジアカップ決勝ウィークのグループC第2戦が19日(金)、サザン・スタジアムで開幕し、パレスチナはアラブ首長国連邦(UAE)と戦った。先制されたパレスチナは、ダマールに12ヤードのシュートを決められ失点したが、それでも相手DFナサール頼みのゴールを決め、試合のほとんどを10人で戦っていたUAEを1-1の引き分けに追い込んだ。スタジアムの多くのファンは、戦争で引き裂かれたパレスチナへの連帯を示し、カタールに定住しているパレスチナのファンの中には、お気に入りのチームへの応援を示したいという人もいた。

試合前、両軍の選手がセンターサークルに並び、イスラエル・ハラジャン紛争の犠牲者に捧げる黙祷を捧げた。試合中、パレスチナのファンは「フリー・パレスチナ」と唱和し、「民族浄化を常態化するな」という横断幕を掲げる者もいた。試合には4万人以上のファンが集まり、そのほとんどがパレスチナの国旗を持っていた。 パレスチナ人が攻撃するチャンスがあるたびにスタンドは歓声に包まれ、逆にUAEが攻撃する番になるとスタンドからのブーイングが耳をつんざいた。

この試合、UAEは23分にスルタンのゴールで先制。37分、アル・ハマディがペナルティーエリア内でディバクを引き倒す反則を犯し、ボールは12ヤード枠を指され、アル・ハマディには直接レッドカードが提示され退場となったが、パレスチナのウインガー、ダマールがゲスト出場した。サイドチェンジ後は、数で勝るパレスチナが試合の主導権を握り、両翼からのクロスでたびたび攻め込み、UAEの後方は50分、DFナサールが誤って自陣ゴールに決めてしまい、結局グリップを失う。しかし、UAEは残り時間でパレスチナを撃退し、再び相手に得点を許さず、1-1の引き分けに終わった。

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