ブラジル人

ワールドカップ初開催

1950年のワールドカップは第4回大会で、1950年6月24日から7月16日まで開催され、ウルグアイが優勝した。第二次世界大戦はサッカー競技に大きな影響を与え、1938年に第3回ワールドカップが開催された後、その後12年間ワールドカップは開催されなかった。FIFAが会議を開き、ワールドカップ復活を正式に決定したのは1946年のことだった。さらに、FIFAはこの会議で英連邦内の4つのサッカー協会の参加も確保し、近代サッカー発祥の地がそれ以降、世界のサッカーの仲間入りをすることになった。

年ぶり4回目となるワールドカップの開催権は、FIFAがブラジルに与えた。史上初の大会開催となるこのサッカー王国は、20万人収容のスタジアムを建設するなど、非常に真剣に取り組んでいる。

今回のワールドカップは特殊なケースで、本来は予選ラウンドに16チームが参加し、4チームずつ4つのグループに分けられる。しかし、トルコ、スコットランド、インドが一時的に辞退したため、ワールドカップには13チームしか参加しない。そのため、4つのグループのうち2つは4チーム、1つは3チーム、1つはボリビアとウルグアイの2チームのみとなる。6月24日の開幕戦以来、開催国ブラジルが本拠地でスイスに頑なに引き分けに持ち込まれるなど、ワールドカップは冷や汗ものだった。また、近代サッカーの元祖として知られるイングランドが、ワールドカップ初出場のアメリカに0対1で敗れたこともあった。次のステージに進むと、ブラジルは最初の2ラウンドを制し、対戦相手のウルグアイは1勝1分けという成績だった。7月16日の最終戦では、両チームが直接対決した。ウルグアイが優勝するためには勝利が必要で、ブラジルは引き分けさえすればよかった。しかし、17万人の観衆が見守る中、ブラジルは予想に反してウルグアイに敗れ、2-1で逆転優勝を果たした。

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