22日(水)午前に南米で行われたワールドカップ予選のブラジル対アルゼンチン戦は、キックオフ前にスタンドで両軍のファンが激しく衝突し、負傷者が出るなど火薬が飛び交う試合となった。試合は延期されたが、アルゼンチンはプレッシャーに耐え、ビジターとしてブラジルを1-0で下した。
スタジアムでアルゼンチン代表の登録メンバーが発表されると、ブラジルのファンはライバルにブーイングを浴びせたが、最悪だったのは、両チームの間で口喧嘩が起こり、それが暴力に発展して物を投げつけ合う事態になったことだ。試合中、ミシがテレビカメラに向かって「プレーしたくない」というジェスチャーをしたため、警察が事態を収拾し、試合は続行された。
アルゼンチンの選手たちは、帰れないというリスクを背負い、63分にセンターハーフのオダウェンディが決めたコーナーキックでブラジルに1-0で勝ち、6戦5勝1敗で首位に立った。ただ、78分にモーゼスが負傷したが、大事には至らなかったはずで、試合後もチームメイトと祝杯をあげた。