アウェーでのリーグ戦2連戦を終え、私の古巣ニューカッスル・ジェッツは日曜日にホームでウェスタン・シドニー・ワンダラーズと対戦する。
今のところ、ジェッツはパース・グローリーと同点に追いついただけで、勝ち点1を手にしているが、彼らの一番の魅力は複数ゴールを決められることだと思う。リーグ戦2試合で計5ゴールは、彼らが攻撃面で好調であることを証明しているし、若手MFのキートン・テイラーが2ゴールを重ねるなど、Aリーグ初年度で幸先のいいスタートを切っている。
ただ、ジェッツの守備は相手に崩されやすく、リーグ戦ではパース・グローリーとメルボルン・ビクトリーとの2戦で7失点、前節はメルボルン・ビクトリーに3-5で敗れており、相手がサイドで優位に立つことも多いので、相手にクロスを上げさせないためにも、ジェッツの選手たちはより強引に、素早いタックルを仕掛けてくるに違いない。
一方、ブラジル人DFマルセロ・アントニオを中心としたウェスタン・シドニー・ワンダラーズのディフェンスは絶好調で、私がジェッツでプレーしていた時の元チームメイト、守備的MFとしてプレーするビル・ラントもディフェンスの前にバリアを形成し、相手がディフェンスを突破するのを難しくしているため、開幕からここまで無失点なのも納得だ。
ビランテはディフェンスのギャップを埋め、相手のクリエイティブな選手がストライカーにパスを出すのを防ぐなど、WSUの攻守において重要な役割を果たしている。彼が中盤の主導権を握ることができれば、ウェスタン・ユニオン戦で2ゴールずつ決めた2人のウイング、ラジランブルックとニコラス・ミラノビッチに攻撃の起点となるチャンスが訪れるはずだ。