赤い悪魔』のオーナーであるグラシャ・ファミリーが、60億ポンド(600億香港ドル)でカタールのシェイク・アルタニ氏が率いるコンソーシアムにクラブを売却することで合意したと『サン』紙が報じた。ユナイテッドの株価はアメリカ市場終了後の時間外取引で10%以上急騰しており、良いことが起こりそうだ。
昨年11月にグラシャ・ファミリーがマンチェスター・ユナイテッドの売却計画を発表して以来、主にシェイク・アル・タニと英国の大物ラトクリフの間で何度も入札が行われてきた。 今年6月、カタールのメディアがシェイク・アル・タニが入札を勝ち抜き、マンチェスター・ユナイテッドのオーナーになることを初めて明らかにしたが、その後続報はなかった。
当初、グラシャ・ファミリーは株式の一部を保有することを望んでおり、ラトクリフは株式の過半数だけを取得することで買収合戦で優位に立てるよう協力する意向だったと報じられている。しかし、クラブの経営陣は、グラシャ一族がクラブに残れば、ファンの不満が募ると考え、シェイク・アルタニ氏の提案を受け入れ、クラブの株式を100%取得することを提案している。
実際、シェイク・アルタニはラトクリフよりも積極的なオファーを出すほか、ユナイテッドの負債7億2500万ポンド(約72億5000万香港ドル)を完済し、さらに10億ポンド(約100億香港ドル)を投資してホームスタジアムであるオトフォードスタジアムの施設改善と周辺地域の開発活性化を約束するなど、ユナイテッドファンから広く支持されているだけに、これ以上先延ばしするのは得策ではなく、契約をまとめるのが得策だと思う。私は、契約はすぐにまとまると信じている。