スウェーデンは過去4回の女子ワールドカップ決勝トーナメントで3度目の準々決勝進出を果たし、スペインは史上初の準々決勝進出を果たした。
スウェーデンの日本戦の戦術は良かった。非常にフィジカルなゲームを展開し、日本のクリエイティブな選手にボールを持つ時間を与えず、相手のパワーを削いだ。スウェーデンはスペインに対しても同じような試合をすると思う。ボマルディのような選手にボールを持つ時間を与えず、スウェーデンが中盤で素早く相手にプレッシャーをかけると予想している。
前線では、スウェーデンがダイレクトゲームを展開する。フィデリナ・ロッコ、エステル・ナンニ、ビクスティエニウスがスピードとパワーで攻め込み、スペインのディフェンスはスウェーデンのロングパスやハイパスを防がなければならない。スウェーデンはデッドボールからの攻撃も脅威で、DFのエリス・ディーターは今大会4ゴールを決めている。得点のチャンスがあるだけに、スペインは危険な位置でのファウルでPKを与えてはならない。
オランダ戦では多くのチャンスを逃したが、スウェーデンはここまで2失点しか喫していない。前回、控え選手として決勝ゴールを決めたベラ・ルッロがこの試合に先発するかどうか、とても興味がある。彼女は才能に溢れ、相手のディフェンスに問題を引き起こすことができる。