女子ワールドカップで初めて決勝トーナメントに進出したモロッコは、世界ランキングで67位上のフランスとのベスト16のノックアウト戦で、今大会での魔法のような快進撃を続けようとしている。
モロッコはグループステージ第1戦でドイツに0-6で敗れたものの、その後の2戦で韓国とコロンビアを破り、見事に立ち直った。
常にチームメイトを鼓舞するビンサンは、モロッコの守備の要であり、2試合連続のクリーンシートに貢献している。 GKのエラ・メジとともに、彼女は今回も最高のパフォーマンスを見せるだろう。つまり、フランスに数少ないチャンスを与えれば、相手チームにもゴールを奪う力があるということだ。
前線ではアニッサ・マリとチャナディがモロッコの得点源となり、キャプテンのチバクは前線の2人にゴールチャンスを作る役割を担う。
グループステージ最終戦でパナマを6-3で下し、2勝1分けでラウンド16進出を決めたフランスを相手に、北アフリカ勢は厳しい戦いを強いられるだろう。
キャプテンのレナートが復帰し、パナマ戦で欠場したカシャウイが先発に復帰したことで、この2人がフランスのディフェンスを強化することは間違いない。そして、リヨンでレナルトと一緒にプレーしているエミー・マルテリーは、ウイングで相手チームのディフェンスにとって問題となるだろう。
前線のディアンヌは、パナマ戦でハットトリックを達成し、自信に満ち溢れていることだろう。ハンナ監督がディアンヌと代表記録保持者のエウゲニア・ナサニエルセンマを組ませれば、フランスは2大ゴールの脅威を手にすることになる。