8月17日夜、中国スーパーリーグ第23節、上海申花と上海のライバル、上海港との待望のダービーマッチがホームスタジアムの虹口サッカー場で行われた。この試合は両チームの順位だけでなく、名誉と情熱のぶつかり合いでもあった。
前半は両者激しい攻防を繰り広げ、試合のテンポは急速に上がった。15分、上海港はコーナーキックからスタンリー・ウォンが飛び出し、神華をかわして強烈なヘディングシュートを決め、リードを奪った。しかし、良い時間は長くは続かず、ディフェンス・プレー中のスタンピング行為により、DFのウェイ・ジェンが主審からレッドカードを提示され、ハーバーは少ない人数でプレーしなければならなくなった。
数的不利に直面しながらも、港チームは抵抗を諦めず、GK梁俊凌がチームのヒーローとなった。30分、神華はPKを獲得し、ルイスは勢いよくPKを蹴ったが、梁俊凌は素晴らしい反応と判断でゴールをセーブした。このセーブは港チームの選手たちの闘志に火をつけただけでなく、観客を驚かせた。
試合は後半終了間際に再開され、両者激しい攻防が続く。55分、ハーバーチームの外国人助っ人フェルナンドが前線に突破し、強烈なシュートでポストを叩き、危うく点差を広げられるところだった。しかし、神華は落胆することなく、65分、ハーバーチームの体力低下のチャンスをつかみ、ベテランのユー・ハンチャオのゴールで同点に追いついた。このゴールは神華の士気を高めただけでなく、ホームのファンに逆転への希望を与えた。
試合終盤、神華は潮のように攻め立てる。80分、ルイスが再びピッチに立ち、ペナルティーエリア内でチームメイトからのパスを受けてシュートを放ち、神華が2-1とリードを広げた。そのわずか5分後、ルイスは2点目を加えて3-1とし、上海申花はホームでライバルの上海港を下した。
上海港の16連勝はこの試合でストップしたが、勝ち点2差で首位をキープ。一方、上海申花は勝ち点61で2位につけている。