プレミアリーグの巨人アーセナルが、同じロンドンのライバルであるクリスタル・パレスからストライカー、エディ・ンケティアのオファーを受け入れる見込みだと、大手スポーツメディア『アスレチック』の名物ジャーナリスト、デイビッド・オーンスタインが伝えた。クリスタル・パレスはヌケティアに対し、総額3000万ポンド(2500万ポンドの固定移籍金と500万ポンドの浮動条項を含む)のオファーを出したと言われており、この価格は明らかにアーセナルの経営陣を感心させている。
ヌケティアはアーセナルに加入して以来、チームのフォワードラインの重要なメンバーとみなされてきた。しかし、今シーズンのプレミアリーグの最初の2試合では、出場機会を得られず、交代要員としてスタンバイするだけだった。この状況に、アーセナルの経営陣は彼を売却する可能性を検討し始めたのかもしれない。昨シーズン、ヌケティアはアーセナルを代表して37試合に出場し、うち先発は13試合、6ゴール3アシストという目覚ましい活躍を見せた。現在、彼の移籍金は3000万ユーロと高額だが、2027年夏に契約が切れることを考えれば、この時点でアーセナルが売却を選択するのも無理はない。
デイビッド・オーンスタインによると、アーセナルとクリスタル・パレスの直接交渉が始まり、ンキティアの個人条項が移籍の障害になることはないと見られている。つまり、両クラブが移籍金で合意すれば、ヌケティアは正式にクリスタル・パレスに加入し、キャリアの新たな章をスタートさせることになる。
クリスタル・パレスにとって、ンケティアの加入は間違いなくチームの攻撃力を大きく高めるだろう。若く有望なストライカーであるンケティアのスピード、テクニック、シュートスキルは非常に優れており、クリスタル・パレスの戦術システムにおいて重要な役割を果たすことは十分に可能である。アーセナルにとっては、この重要なアタッカーであるンキティアを失ったものの、移籍金収入もかなり得たため、移籍市場で新たな前線の魅力的なターゲットを見つけるのに役立つだろう。