女子ワールドカップ・グループFの試合が29日(土)に行われ、世界ランキング5位のフランス女子サッカーチームと同8位のブラジル女子サッカーチームが対戦した。 試合は、前半と後半にエウゲニア・ナッセンマとレナートのヘディングシュートが決まったフランスが、デビーに一度は同点に追いつかれたブラジルに2-1で辛勝。特筆すべきは、フランスが過去12回の対戦で一度も負けていないことだ。
ブラジルは前節パナマに4ゴールを叩き込み、勝ち点3さえ取れば本大会出場が確定する。 逆にフランスはジャマイカを0-0で窒息させたばかりで、本大会出場のためには負けるわけにはいかない。試合は序盤から欧州の強豪が主導権を握って攻め込み、13分には得点源のエウゲニア・ナセルマがヘディングシュートを放ったが、ブラジルのキーパー、イシドロがはじき返した。その4分後、フランスはさらに攻め込み、カチャエル・アウイのビッグキックをペナルティエリア内でチョップ、アン・タイからのセカンドパスを受けたエウゲニア・ナセルマがヘディングシュートを決めた。32分、ワンタッチで得たPKをディアーヌ・ナセルマがシュートを外し、フランスが1-0とリードし、ブラジルは1点ビハインドでハーフタイムを迎えた。