マンチェスター・ユナイテッドのウォームアップ・マッチ、アーセナル戦の前日(23日)朝、大勢の赤い悪魔ファンがスタジアムの外でデモを行い、ユナイテッドのオーナーであるグラッサ一族に一刻も早い売却を要求、中には花火を打ち上げる者もいて、スモーキーな雰囲気に包まれ、2年前のオトフォード占拠の再現となった。

2005年にグラシャ・ファミリーがマンチェスター・ユナイテッドのオーナーとなって以降、近年は「反グラシャ」運動が激しさを増しており、2021年5月に行われた「オトフォード占拠事件」は最も激しいもので、1000人以上のレッドデビルズ・ファンがオトフォード・スタジアムでデモを行い、グラシャ・ファミリーのオーナーの退陣を要求、一部のファンはオトフォード・スタジアムに乱入して芝生に発煙筒を設置したこともあり、マンチェスター・ユナイテッド対リバプールの「両軍会見」が再延期される事態にまで発展した。試合は再延期された。

マンチェスター・ユナイテッドはアメリカ遠征中で、クラブの共同会長の一人であるアヴラム・ゴラーシャが数日前に合宿所を訪れ、親日家の一面を見せた。しかし、グラシャ・ファミリーに対するファンの憤りは収まっておらず、ウォームアップ・マッチの開始前には、数百人のファンがスタジアムの外で花火を打ち上げ、「グラシャ・ファミリーを倒せ」と唱えた。

グラシャ一族は昨年11月、マンチェスター・ユナイテッドの売却計画を発表。"2代目 "シェイク・アルタニとイギリスの大物ラトクリフが率いるカタールのコンソーシアムが最も積極的な入札を行ったが、今のところ結果は出ていない。シェイク・アル・タニは50億ポンド(約500億香港ドル)を投じてマンチェスター・ユナイテッドの株式を100%買い取る意向で、さらに10億ポンド(約100億香港ドル)を投じてホームスタジアムであるオトフォード・スタジアムの施設改善と周辺地域の開発を活性化させることを約束したというが、グラシャ・ファミリーはこれを受け入れなかったため、売却計画はいつ終了してもおかしくない状況だ。

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