トッテナム・ホットスパーMFジョバンニ・ロ・セルソをめぐる争奪戦が、移籍市場の最終局面でウェストハム・ユナイテッドとレアル・ベティスの間で繰り広げられている。スカイ・スポーツ』の最新ニュースによると、ウェストハム・ユナイテッドはトッテナム・ホットスパーに正式にロセッソへの興味を示し、問い合わせを行ったという。しかし、レアル・ベティスはロ・セルソと代理人との交渉を進めており、このレースではレアル・ベティスが優位に立っているようだ。
ロ・セルソの移籍は、特に中盤の補強を考えているいくつかのチームの注目を集めている。ビジャレアル時代にロ・セルソと仕事をしたことがあるアストン・ビラのボス、ウナイ・エメリは、アルゼンチン代表FWの能力を高く評価し、移籍市場の早い段階でロ・セルソに強い興味を示していた。
有名な移籍ジャーナリスト、ロマーノの最新レポートによると、レアル・ベティスは現在もロ・セルソと緊密に連絡を取り合っており、交渉は継続中だという。しかし、トッテナムは現在の契約条件に満足しておらず、これが移籍が実現するかどうかの重要な要素のひとつとなっている。スパーズは、2025年まで契約下にあるこのMFを、よりリーズナブルな移籍金もしくは契約で獲得したいと考えている。
昨シーズン、28歳のロ・チェルソがトッテナムで見せた活躍は目を見張るようなものではなかったが、それでも限られた出場時間の中で2ゴール2アシストとチームに貢献し、その技術的な特徴と試合でのインパクトを示した。移籍市場が徐々に閉ざされていく中、ロ・チェルソ本人もチームを離れる強い意志を示しており、夏のウィンドウが終わる前に新天地を見つけたいと願っている。