トッテナム・ホットスパーの今夏最初の退団が明らかになり、クラブはウイングフォワードのルーカス・モウラが今夏の契約満了後、自由契約でクラブを去ることを発表した。2019年UEFAヨーロッパリーグ準々決勝セカンドレグでハットトリックを達成し、アヤックス撃破という奇跡を起こした30歳のブラジル人スターだが、契約延長がなければ退団しなければならなくなった。
2018年1月にパリ・サンジェルマンからトッテナム・ホットスパーに加入したルーカス・モウラは、ここまで通算218試合に出場し、38ゴール27アシストを記録しているが、代表作は2019年UEFAヨーロッパリーグ準々決勝第2戦のアヤックス戦に違いない。この試合ではロスタイム6分を含む後半に3ゴールを挙げ、スパーズの2点ビハインドからの逆転勝利に貢献し、3-3で引き分けた2戦の結果、スパーズはビジターゴール数の多さで決勝トーナメント進出を決めた。トッテナム・ホットスパーはアウェーゴール数が多かったため、決勝トーナメント進出を決めたが、残念ながらリバプールには勝てなかった。
ルーカス・モウラは近年調子を落とし気味で、今シーズンのプレミアリーグでは13回しか出場しておらず、得点も奪えていない。クラブは1年契約延長の条件を発動させず、自然消滅の夏に契約が切れるのを待っている。