今年のワールドカップでGKに与えられる最高の栄誉であるゴールデン・グローブは、クロアチアのリバコビッチとモロッコのブヌーに贈られることになったが、3位決定戦での両者の直接対決はさらに緊迫したものとなるだろう。今大会グループFに入った両者は、予選ラウンド1stレグで対戦し、両GKとも素晴らしいセービングを見せ、0対0で引き分けた。
クロアチア
昇格
アウェーでは、前節のアルゼンチン戦で喫した3失点を除けば、それ以外の試合はすべて1失点以内に抑えられており、モドリッチ、ブロゾビッチ、コバチッチからなる中盤が試合のテンポをコントロールすることが重要な核となっている。アルゼンチン戦では、クロアチアの堅固な中盤が、守備を突破される前にアルゼンチン側に大きなプレッシャーをかけた。前哨戦の初戦でもクロアチア代表は60%以上のボールを保持しており、中盤のコントロールではクロアチア代表が有利と言えるが、クロアチア代表の最大の問題は前線の無力さにあり、クロアチア代表は統制の取れた守備のモロッコ代表の守備を突破するための前線のパフォーマンスが大きな問題であることは、これまでのクロアチア代表の分析でも述べた通りである。
一方、アフリカ勢で最高の順位を誇るモロッコは、前節でフランスと対戦した。 前述の分析記事【Cada World Cup】のフランス対モロッコの試合前分析でも触れたように、モロッコはフランスの中盤にいるムバッペ、ジルー、グリーズマンという強力な3人を制限したかったため、ムバッペに複数のタックルを仕掛ける541の布陣変更を採用した。しかし、ゴールデンボールで高い評価を得ているグリーズマンにプレーの余地を与えてしまい、前半のうちにボールを落とし過ぎて失点してしまった。モロッコがこの3位決定戦に勝つための最大の問題は、クロエジアの中盤をどう突破するかだ。 クロエジアにはフランスのような強力なストライカーがおらず、モロッコは守備を4141フォーメーションに戻すと予想されるが、バックラインの守備は安定できても、中盤の守備を突破できずに抑え込まれることになり、さらにモロッコにはアルゼンチンやフランスのような高速ストライカーがいないため、クロエジアの守備にとっては比較的ストレスがかかる。また、モロッコにはアルゼンチンやフランスのような突破力のある高速ストライカーがいないので、クロアチア守備陣のプレッシャーは比較的小さい。
結論から言えば、この試合は両者のディフェンスが非常に良いので、ロースコア、あるいはPK戦になることが予想され、いかに相手のディフェンスを突破するかが両者に試される。
総司令官
ダリッチとレグラギの臨床スケジュールは現在調整中。