2月といえば、春季キャンプの季節である。今回紹介するのは、1964年に創設されたJリーグの伝統チーム、旧日本電信電話関東サッカー部の大宮リスである。伝統あるチームでありながら、近年の成績は芳しくない。 長年1部、2部と浮き沈みを繰り返し、昨シーズンはついに昇格のチャンスを掴んだが、ポストシーズンチャレンジマッチ1回戦で敗れ、新シーズンはJ2からのスタートとなった。

実は、大宮リスは2005年から2014年まで、成績は芳しくないもののJ1に長く在籍していたのだが、2015年に不運にもJ2リーグに落ちてしまったものの、すぐにその年のJ2リーグ優勝を果たし、翌年にはJ1リーグに復帰したのだが、2017年は再び18チーム中最下位だったため、J2リーグに戻ることになり、その間、2018年末にはポスト・シーズン・チャレンジへの出場は叶わなかった。

昇格

その結果、今年もJ2リーグでプレーすることになった。

チームの成績が安定しないことも影響しているのだろう、近年は監督交代やコーチングスタッフの改編が繰り返されてきた。2017年は2人のヘッドコーチが一挙に退任し、シーズン後半になってようやく、J1リーグの伝統ある強豪、鹿島アントラーズの石井正忠ヘッドコーチがチームを新時代に導くことを期待して就任した。 石井正忠は就任後、地位を安定させたものの、チームの成績は振るわず、シーズン終了後に降格が決まった。

2018年、チームはJ2昇格を目指したものの、成績に波があり、J1昇格決定戦の最終予選に臨んだものの、残念ながら公式戦を突破することができなかったため、石井正忠監督は再び退任し、長崎サクセス丸の高木琢也監督が軍配を上げたが、次のステップは、この歴代名監督が、新シーズンに再び、大宮リスを率いてインパクトを与えられるかどうかだろう!J1リーグ。

大宮リスの春季練習は宮崎県総合運動公園ラグビー場とサッカー場で行われたが、現在J2のチームということもあってか、ファンの数はそれほど多くはなかった。この日はJ1の鹿島アントラーズとの親善試合だったが、試合終了後、選手の退場を待つファンは数人しかおらず、100人近いファンがいた鹿島アントラーズに比べると少々寂しい印象だった。

これまで常に本物のプロチームには程遠かった大宮リスだが、積極的なトレーニングやコーチングスタッフの再編成を経て、再び好成績を残せるかどうか、新シーズンに注目したい。

2019年春季トレーニング 関連記事

フットボール

AFCチャンピオンズリーグで初優勝したばかりの鹿島アントラーズは、新シーズンの春季練習を完売させた。

サッカー

日本ハムはあきらめることなく、鎌谷第二陸上競技場を中断することなく運営している。

ルーキー同士が自主トレ、巨人ルーキーが1軍切符獲得へ奮闘

(写真提供:東京フレッシュマン、スポーツビジョン限定)

69ヒット曲 コレクション

関連している