フランスは23日(水)早朝、ワールドカップ防衛戦の第1レグでオーストラリアを4-1で下し、16年間ワールドカップ初戦で勝てなかった王者の呪いを解いた。フランスのスター、ベンシュマールは最終節を前に負傷退場となったが、代役のキオテがヘディングとキックでゴールを決め、大活躍を見せた。
回連続得点
この2ゴールにより、アンリに並ぶフランス史上最多の51ゴールを挙げた選手となった。
過去12回のワールドカップで、ディフェンディング・チャンピオンが初戦に勝利したのは3回だけで、最後の1回は2006年のブラジルだった。 フランスも試合開始9分にキキ・グウィンにボールを奪われ、衝撃的な敗戦を喫したが、安定するとすぐに試合の主導権を握り、27分にはラビオのヘディングで同点に追いついた。
後半68分、フランスは右サイドからオズワルド・ニビリが上げたクロスにキリアン・マクバルビーが頭で合わせて加点。 71分には左サイドからキリアン・マクバルビーが上げたクロスにキオットが頭で合わせて4-1とした。フランスはこの勝利でグループD首位、デンマークとチュニジアがそれぞれ勝ち点1、オーストラリアは勝ち点0で最下位となり、フランスは第2戦でデンマークと対戦する。
フランスがワールドカップで優勝した昨年、キオテは全7試合(レギュラー6試合)に出場したが、1ゴールも挙げることができなかった。36歳のキオテは今年、ベンスマのバックアッパーを務めるはずだったが、ベンチ入りを任され、初戦で2ゴールを挙げた。フランスでキオテが挙げた51ゴールは、伝説のストライカー、ティエリ・アンリの記録に匹敵し、フランス史上最多得点選手となった。
昇格
カイオテが王座を引き継ぐのは時間の問題だ。