地理的な位置、文化、宗教的な信条から、この最終節では、アフリカの兵士たちに対する期待を少し高めに調整してもいいような気がする。特に、北アフリカ出身で、過去4回のアフリカ・ネーションズ・カップで少なくともベスト8に進出しているチュニジアには。
フィジカルの質が高く、対決が強い他のアフリカのチームとは異なり、チュニジアは規律を重んじ、戦術的思考と守備に重点を置き、アフリカ兵の強みとなったリーグ1の要素を多く持っている。年明けのアフリカ・ネーションズカップでベスト8に進出したものの、優勝よりも敗退の方が多かったチュニジアは、当初のアシスタントコーチだったカトリを監督に代えてチームを改革した。
総司令官
チームの成績は安定しており、6月のキリンカップでも優勝している。
デンマークにはヒゲキャラが少ない
今夜の対戦相手デンマークは、昨年のUEFAヨーロッパリーグで準々決勝まで勝ち進んだ印象的なチームだ。 しかし問題は、先に負傷した主将のカジャイアやストライカーのユスフ・ポルシェンなど、今シーズンここまでベストの状態ではない選手が多いこと。同時に、デンマーク代表の信頼できる選手不足も解消されておらず、エースのMFグスタボ・アレクソンの負担が大きくなっている。
デンマークの最大の売りは、4人のDFと3人のセンターハーフを行き来できるフォーメーションの柔軟性で、相手にとっては適応が難しい。 ポゼッションではデンマークが有利と予想されるが、守備の堅いチュニジア相手では厳しい戦いになるかもしれず、勝つのは容易ではないだろう。