チェルシーのオーナーであるアブラモビッチ氏の売却は、イギリス政府による制裁措置が取られた後、約2ヶ月間延期されている。 最近では、アブラモビッチ氏が売却先に対して15億ポンドの私的融資の返済を求めるなど、難癖をつけていると噂されている。しかし、アブラモビッチは5日（木）に声明を発表し、この噂は嘘であり、アメリカの大物トッド・ボーリーによる買収は最終段階にあり、間もなく完了する見込みだと述べた。
アブラモビッチはクラブを引き継いでから19年間、15億ポンド（約1,500億円）を個人融資という形でチェルシーに注入しており、先に売却を発表した際にも巨額の融資を帳消しにすると明言していたが、最近になってアブが約束を反故にして買い手に融資の返済を求めたという噂が流れたため、チェルシーはすぐに声明を発表し、次のことを明らかにした。第一に、クラブの売却益を慈善団体に寄付するというアブラモビッチの意思は変わっておらず、彼はクラブ売却のプロセスには関与していない。つ目は、アブラモビッチは買い手にローンの返済を求めておらず、このニュースとアブラモビッチが売却価格を一時的に引き上げたという報道はどちらも虚偽である。
