UEFAカップ準決勝2ndレグで、レバークーゼンとローマは一進一退の攻防を繰り広げた。結局、レヴァークーゼンは延長戦でローマと引き分け、合計スコア4-2で決勝進出を決めた。

前半の立ち上がりは、レバークーゼンとローマがともに攻撃意欲を見せる。29分、レバークーゼンが前線で戦術的なセットプレーを蹴り出し、パラシオスがアークの上から長距離シュートを狙ったが、惜しくもポストを直撃。39分にもレバークーゼンは前がかりに攻めるが、ペナルティエリア内での連続シュートはローマGKスラビエルが奇跡的にそらす。43分、ローマは一転してアズムーンがペナルティエリア内でタに引き倒され、主審がPKを決定的に宣告、これをパレデスが決め、ローマが1-0でレヴァークーゼンを下した。

後半も戦いは続いた。56分、アズムーンがボックス外から放った重いシュートはGKに弾かれる。58分、レバークーゼンが手数をかけて反撃に出るが、ホフマンがボックス内で放ったシュートはスラビエルがブロック。60分には、ボックス内で味方のパスを受けたヒロゼクが押し込むが、またもスラヴィエに防がれる。しかし63分、レヴァークーゼンの後衛がミスを犯し、ペナルティエリア内でフロゼクがハンドを犯すと、VARが介入して主審がPKを与え、パレデスが2点目を決めてローマが2-0とレヴァークーゼンにリードを広げた。

このままローマの勝利かと思われた矢先、レバークーゼンが猛攻を仕掛ける。82分、右サイドからのコーナーキックを蹴ったレバークーゼンは、ペナルティーエリア内でマンチーニがうっかりゴール前に仕掛けてしまい、レバークーゼンは同点に追いつき、ローマに1-2のビハインドを背負わせる。試合は延長戦に入り、97分、レヴァークーゼンが見事な同点ゴールを決める。スタニシッチがディフェンスをかわして直接ゴールを決め、チームは2-2の引き分けに持ち込んだ。

結局、レバークーゼンはこの延長同点ゴールのおかげで、合計スコア4-2でローマをUEFAカップ決勝から退けた。試合はドラマに満ち、両選手とも溌剌としたプレーを見せ、卓越した技術と戦術を披露した。

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