アラブ首長国連邦で開催されている2019年AFCアジアカップはノックアウトステージに突入し、ノックアウト16強の組み合わせの中で最も期待されているのがグループF1位の日本とグループE2位のサウジアラビア(以下、サウジ)の激突だ。アジアカップの歴史において、日本は4度の優勝、サウジアラビアは同じく3度の優勝を果たしており、両チームは昨年のロシア大会にも出場している。

ロート(名)

ワールドカップ。両者はアジアカップのベスト16で対戦するが、この直接対決は間違いなくエキサイティングだ。

直接対決の成績(最近6試合):

2006.9.3 アジアカップ予選 日本 0:1 サウジアラビア

2006/11/15 アジアカップ予選 日本 3:1 サウジアラビア

2007.7.25 アジアカップ準決勝 日本 2:3 サウジアラビア

2011.01.17 AFCアジアカップ グループステージ 日本 5:0 サウジアラビア

2016/11/15 WC予選(アジア) 日本 2:1 サウジアラビア

2017.9.5 WC予選(アジア) 日本 0:1 サウジアラビア

両チームのスターティングメンバー:

日本代表先発メンバー

日本代表はこの試合、4-2-3-1の布陣を敷き、スターストライカーの大迫勇也が負傷のためベンチ入りしている以外は、グループステージの最初の2試合とスタメンに大きな違いはない。前回ウズベキスタン戦でヘディングシュートを決め、背番号13を背負う武藤香織が先発する。

サウジアラビア代表先発メンバー

サウジアラビアはいつもの4-1-4-1で臨み、北朝鮮戦と同じ先発メンバーで、グループステージで計3得点を挙げた主砲ファハド・アル・ムワラドを一本矢で起用した。

試合の流れ

AFC公式ハイライト映像へのリンク:

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試合はサンディが支配し、日本はピッチの高い位置からプレスをかけ、相手のミスを待って反撃を開始することで対応した。

試合開始1分近く、シャディのロングパスがボックス内のモハメド・アル・ファティルを見つけたが、後者はこれを活かすことができなかった。7分にはフリーキックから左サイドの南野拓実がクロスを上げ、ドン泰俊がボックス手前からシュートを放ったがブロックされた。その後もサンディが攻撃を支配し、12分、14分と好機を作るが、シュートを枠に飛ばすことができない。

日本は20分、コーナーキックから柴崎岳がヘディングシュートを放つと、若手の冨安健洋がヘディングシュートを決め、コーナーキックのプレーが成功し、ブルーサムライがリードを奪った。

ボールを失ったサウジアラビアはその後も攻撃を強化するが、日本の堅い守備を突破することはできない。34分、背番号19のファハド・アル・ムワラドが右サイドからペナルティーエリア内にボールを運ぶ。 日本チームにキャッチされたボールをハタン・バフブリが奪い、チームメイトと連携したバフブリが美しいカーブシュート。前半は日本の1-0リードで終了した。

前半は互いに70パーセントのポゼッションで試合を再開したが、日本は素早いカウンター攻撃から何度もチャンスを作った。47分、サレム・アル・ドーサリがペナルティーエリア手前から放ったシュートは、日本のGK権田修一が持ちこたえるには角度が足りなかった。その後、日本はゴール前でフリーキックを得ると、柴崎がキャプテンの吉田麻也を何とか見つけたが、吉田のシュートはGKモハメド・アル・オワイスに没収された。60分、日本はカウンターアタックを成功させる。 武藤嘉紀がペナルティーエリア左側で1人をかわしたが、ボールはサンディーのディフェンダーにブロックされた。

ファハド・アル・ムワラドが右サイドから日本のディフェンスを突破し、サレム・アル・ダウワラリにボックス内にピンポイントのパスを送った。65分には、ハタン・バブリがロングレンジからシュートを放ったが、これは右に逸れてしまった。71分と73分、サウジアラビアは2度の絶好機を迎えたが、アリ・ハディ・アルブラヒとフサイン・アルモカウィはシュートを枠に飛ばすことができず、試合終了前、サウジアラビアの猛攻も実らず、日本が1-0でサウジアラビアを下し、ベスト8進出を決めた。

両チームのスタッツ

(出典:transfermarkt.com)

簡単なコメント

試合全体を振り返ると、ボール支配率76%のサンディが攻めきれない時間が続いた。 逆に日本は試合序盤にヘディングシュートを決めて終始リードし、粘り強い守備でサンディを苦しめた。グループステージでのサンディの戦いぶりから、長距離シュートを得意とするチームと思われているが、この試合では日本チームが準備してきて、ファハド・アル・ムワラドらを何度もターゲットにして包んできたため、サンディの攻撃力は大きく制限され、シュートは試合全体で1本のみ。ファハドの個人技も日本チームには物足りなかったが、味方に作ったチャンスを得点に結びつけることができなかった。

この試合の最大の勝因は、日本がサウジアラビアのセットプレー・ディフェンスを制したことだ。グループステージでは、サウジアラビアのセットプレーの守備の拙さがすでに露呈していた。ボールの場所を読むディフェンスの拙さが、ゴール前で何度もヒヤリとさせたのだ。カタール戦で喫した2失点目では、カタールのストライカー、アルモエズ・アリがその場に止まって簡単にヘディングシュートを決めたほどだ。この試合では、セットプレーからの日本の巧みな走りにサンディはさらに対応できず、日本のフリーキックやコーナーキックはことごとくサンディに脅威を与え、最後は冨安健洋のヘディングシュートがサンディを苦しめた。

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