デイリー・テレグラフ紙は次のように報じている。
ウルフルズ
来シーズン廃止予定
(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の導入に反対しているが、リバプールやマンチェスター・ユナイテッドなど10チーム以上が反対している。
プレミアリーグの各クラブは、6月6日に開催される年次総会で、2024/25シーズンまでにVARシステムを廃止するかどうかを投票する。ウルブズはこの決議案を正式に提出したが、可決するには20クラブ中14クラブの批准が必要だ。
ウルブズは、VARを廃止しなければプレミアリーグは将来取り返しのつかないダメージを受けると主張し、他のチームにもファンの声に耳を傾けるよう促している。しかし、現状ではリバプールやマンチェスター・ユナイテッドなどの主要チームがこの提案に反対している。
デイリー・テレグラフ』紙が10クラブに問い合わせたところ、VAR廃止に同意すると答えたクラブはなかった。ある上級チーム関係者は、VARを廃止することはあり得ないとし、他の19クラブは連帯感を示すためにウルブズの提案に反対票を投じるだろうと述べた。
その一方で、多くのクラブがVARの今後の改善を望んでいる。ウルブズはVARのレフェリングなどで誤審が相次ぎ、VARに対する忍耐力を失っている。しかし、ほとんどのチームは、問題はあるにせよ、VARは試合の公平性を確保するための重要なツールであることに変わりはないと考えている。
プレミアリーグの各チームは、不正確な反則を最小限に抑え、判定の正確性と透明性を高めるために、VARシステムを改善する方法を積極的に議論している。ウルブズの提案は注目を集めているが、現状ではVAR廃止の可能性は低い。