
U20アジアカップのグループステージ第2節で、中国U20代表は、交代出場のムタリフが7分間でシュート1本とパス1本を決めたおかげで、前回王者のサウジアラビアを下した。パスを出したムタリフはもちろん中国の勝利のヒーローだが、中国のU20代表にはもうひとり、キャプテンの腕章を巻いた広州のエフィルディンがいた。
今年のU20アジアカップで、中国は2試合で3ゴールを挙げた。エフィルディンのアシストは1つだけだったが、3つの攻撃の起点となったのはすべてエフィルディンだった。
日本の初戦、中国は前半5分にコーナーキックからチャンスを得た。センターバックのリウ・ハオファンがゴール前でヘディングシュートをスクランブルし、相手DFにお膳立てをさせたのだ。コーナーキックのクロスはエフィルディンからのもので、コーナーキックのチャンスもエフィルディンがゴール前で強引に作ったものだった。
このサウジアラビア戦で、エフィルディンは2度のカウンターアタックを成功させた。最初のゴールではムタリフを直接アシストし、2点目ではムタリフが足の外側でクロスを上げる前にまっすぐ前へパスを送り、最後はシュビンがゴールを再現した。
董路の言葉を借りれば、エフィルディンはこのU20代表のブレイクスターである。
そうだった。日本が相手であろうとサウジアラビアが相手であろうと、中国のU20代表はスランプに陥っていた。
昨シーズン、広州代表として中国スーパーリーグに初参戦したエフィルディンは、ウイングでの鋭い突破が印象的だった。技術的な特徴が広州の兄貴分である魏志昊と似ていることから、短気な性格の彼を「魏志昊2世」と呼ぶ人も多い。
スーパーリーグでの最初のシーズン、エフィルディンは印象的なウイングブレイクに加え、4枚のイエローと2枚のレッドを獲得した。レッドカードのうち2枚は、中国スーパーリーグの最初の10戦で出されたものだ。河北との対戦で、エフィルディンはレン・ウェイに肘打ちをしてストレート・レッドカードをもらい、試合後3試合の出場停止処分を受けた。小さな魏志昊だ。
その後、U20代表に招集されたエフィルディンは、海外でトレーニングを重ね、瞬く間に攻撃の中心となっている。U20アジアカップでは、エフィルディンがキャプテンの腕章を巻いた。
年齢のせいなのか、キャプテンとしての責任のせいなのか、U20代表のエフィルディンは本当に大人になっている。
攻撃的な選手として、エフィルディンは自分の仕事を見事にこなし、相手ディフェンスに脅威を与え続けた。同時に、彼の執拗なランニングと前線への飛び出しは、相手の攻撃に問題を引き起こした。
サウジアラビア戦の88分、エフィルディンはハーフチェイスを完成させるため、まだフィールドを駆け上がっていた。
冗談はさておき、もしアンソニーとB・フェイに守備の勢いがあったなら、ユナイテッドがリバプールに卵を7つも流し込むはずがない。
さらに彼の功績は、エフィルディンが自分の感情をうまくコントロールしたことだ。この時、サウジアラビアの選手はまずボールを壊すことに失敗し、次にクロスコートのショットでエフィルディンを地面に押し倒した。レフェリーは何も言わなかった。
立ち上がったエフィルディーネは両手を広げ、レフェリーに少しプレッシャーをかけた。また、それ以外の余計な動きや相手選手との諍いもなかった。半年前だったら、立ち上がって相手を地面に叩きつける必要はなかっただろう。
U20アジアカップで19歳のエフィルディンが見せた答えは、ディフェンスでベストを尽くし、感情をコントロールし、試合に全力を尽くすことだった。彼のパフォーマンスはキャプテンの腕章にふさわしいものだった。
エフィルディンがこの調子でいけば、将来、中国男子代表の最前線で辣腕を振るうようになるのは間違いない。










