前半は互いに攻めたい気持ちが強かった。16分にはダガレッタのシュートが威力を発揮したが、相手GKがサイドに飛び出し、うまく危機を脱した。アスレティック・ビルバオも21分にリードを広げるチャンスを得たが、ニコ・ウィリアムズの狭い角度からのシュートはオフサイドで認められなかった。
後半に入っても、両者の激しい攻防は続く。46分、マジョルカが反撃を開始し、ラリンのシュートは相手GKに防がれた。アスレティック・ビルバオがニコ・ウィリアムズのアシストとアレクシス・サンチェスのゴールで同点に追いついたのは50分だった。試合は延長戦に突入した。
延長に入っても両者の差はなかなかつかず、試合はPK戦に突入した。PK戦では、マジョルカのモラレスとラドニッチがPKを外したのに対し、アスレティック・ビルバオはチーム全員が着実にPKを決めた。結局、アスレティック・ビルバオがPK戦の合計スコア5-3で相手を破り、40年ぶりのコパ・デル・レイ優勝を果たした。