試合開始わずか2分、ナポリはメルテンスのシュートがポストに弾かれるなどバルセロナゴールを脅かし、攻撃への強い意欲を見せた。しかし、バルセロナはすぐに安定し、10分にCKから先制する。ラキティッチが放ったボールをラングレがヘディングでゴールに押し込み、バルセロナが1対0とリードを広げた。
23分、バルセロナは2対0とスコアを広げ、メッシは右サイドからペナルティエリア内にボールを持ち込み、数人の選手と対峙しながらも素晴らしい個人技を見せ、一度はバランスを崩したが、それでも囲みから抜け出し、地面に倒れ込みながらゴール左下隅にボールを突き刺した。このゴールは、メッシの突破力とシュート技術を十分に示すものだった。
メッシはそのあとにもゴールを決めていたが、そもそものハンドボールが原因でビデオ審判によって取り消された。それでもバルセロナは試合の主導権を握り続けた。延長前半、バルセロナはリードを広げ続けた。メッシがボックス内でクリバリに蹴られ、主審はPKを与えた。このPKをスアレスが決め、3対0とした。
しかし、ナポリは諦めなかった。ラキティッチがボックス内でメルテンスを倒し、そのPKをインシーニェが決めてスコアを1対3に戻したのだ。
後半も両チームとも得点はなかった。ナポリは2度、点差を縮めるチャンスを得たが、ミリクのゴールはオフサイドで認められず、ロサーノのヘディングシュートはバーを直撃した。ナポリの追い上げにもかかわらず、バルセロナの守備は堅く、相手に多くのチャンスを与えなかった。
結局、バルセロナは最後まで3対1のスコアラインを保った。