10月13日、夜明けのカタール2022

ワールドカップ

アジア予選グループBの第4ラウンドは、激戦のまま幕を閉じた。マスカットのスルタン・カブース・スタジアムで、元山東代表が率いるオマーン代表が勝利を収めた。

魯能

イバンコビッチ・ヘッドコーチが指揮を執り、1点ビハインドからの逆転劇でベトナムを3-1で下した。4戦を終えて、2勝2敗、5得点5失点、勝ち点6のオマーンは、同じく勝ち点6、得失点差0の日本を抜いて一時グループ3位に浮上、ベトナムは4戦全勝でグループ最下位となった。

試合開始10分、ハリデーがボールを持ってベトナムのペナルティーエリアに侵入し転倒、ヨルダンのマハデム主審はハリデーの体がバランスを崩したとしてPKを与えなかった。13分、ハリデーが中盤でボールを分け、フー・ジン・カイが何とか突破、手の動きでブサイディディが地面に倒れ、主審は決定的にPKを与えた。2人の選手はしばらく口論となり、アムジャドも混乱の中で地面に倒れた。主審はカルディにPKを与えたが、左足で放ったシュートは枠を外れ、オマーンは好機を逃した。

19分、グエン・チン・リンがペナルティーエリア外からシュートを放つがポストを大きく外れる。24分、オマーンの左サイドからグエン・バン・フオンが放ったシュートは枠を外れ、カレディのパディングシュートはクロスバーを越えた。そして、ペナルティエリア内でベトナム人選手が倒れ込み、たちまちコーチングボックスが騒然となる。

39分、フー・チャン・トイがスライディングでボールを崩し、ペナルティーエリア右側からシュートを放つと、ファイズがボールに飛びつき、グエン・チン・リンが無人のゴールネットで補足し、ベトナムが1-0とリードを広げた。マハデム主審はVARを通じて、フー・チャン・トイのスライディング・タックルはファウルではなく、グエン・フォン・フンのパスはオフサイドではなかったと確認し、ゴールを有効とした。

延長前半1分、オマーンは左サイドでフリーキックを得ると、ヘディングの混戦から飛び出したサビがシュートをゴールに突き刺した。前半はオマーンとベトナムの1-1の引き分けで終了した。

49分、シリアは右サイドでコーナーキックを得ると、カルディが左足を振り抜いてシュートを決め、オマーンが2-1と逆転に成功する。57分には、アル・ハジリがシュートを決めたが、オフサイドによりゴールは認められなかった。

63分にもシリアにPKが与えられ、これをサラーが右足で押し込み、オマーンが3-1とリードする。89分には、グエン・コン・フォンが外から放ったシュートがポストを叩き、味方のフォローシュートはファイズに防がれた。11月11日、オマーンは中国と、ベトナムは日本と対戦する。(チューク・オユー)

オマーンのスターティングメンバー:18-ファイズ、17-ブサイディ、6-ハミシ、14-アムジャド、2-ムサラミ、10-ハルディ、23-ハリブ、15-ジャミル、11-サビ、20-サラ、7-ハジュリ

ベトナム先発メンバー:12-グエン・バン・フオン、13-ホー・チャン・トイ、2-ズイ・ヴィ・マン、4-ブイ・チン・ズン、3-クイ・ゴック・ハイ、7-グエン・フォン・フンフン、14-グエン・ホアン・ドゥック、15-ファム・ドゥック・フイ、19-グエン・クアン・ハイ、10-グエン・コン・フォン、22-グエン・チン・リン

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