7月3日、AFCは世界最終予選のアジア予選ラウンド12のグループ分け結果を発表し、翌日、参加協会に対し、2週間以内にホームゲームに関する具体的な情報を報告するよう通達した。

FIFAとAFCはホーム&アウェイ方式を主張しているが、世界的な流行の広がりを考慮し、AFCは各協会に対し、希望するホーム会場の報告を義務付けるだけでなく、起こりうる事態に対処するための代替会場を準備するよう求めている。

FIFAとAFCは6月下旬のビデオ会議で、12チームによるトーナメントがホーム&アウェー方式で行われることを確認し、不測の事態への対応策をまとめた。万が一、チームがホームグラウンドで試合を行えない場合、所属協会は大会の10日前までに代替地を報告し、第3会場または時間内に試合を行うことが義務づけられる。

AFCの規定では、参加協会は7月16日までに関連情報を報告する必要がある。CFAは12強のホーム開催地の検討を始めたが、具体的なホーム開催地はまだ決まっておらず、上海が候補のひとつとされている。また、CFAは中立地や第三者会場という選択肢も十分に検討する。

不確定要素に対処するため、CFAは他の実現可能性プランも策定している。例えば、中国本土の都市が疫病などの理由でホームマッチを開催できない場合、CFAは他のAFC加盟国の会場を代替の「ホーム」会場として選ぶ可能性がある。中国のマカオはその代替地のひとつとなりうる。

同じグループに所属する中国チームのライバルたちも、ホームグラウンドの選定に動き始めたという。日本サッカー協会(JFA)は、今年9月と10月に関西で日本代表のホームゲームを2回開催する意向で、ガンバ大阪のホームが候補地になる可能性がある。ガンバ大阪のホームは、過去にトップ40のタジキスタン戦とキルギス戦を開催したことがある。

サウジアラビアサッカー連盟のメシャル会長は、サウジアラビアのレイナードヘッドコーチと協力し、各都市の雰囲気やファンの数、スタジアムの観客数などを考慮してチームのホームスタジアムを選ぶと語った。現時点では、リヤド・スタジアムがホームグラウンドになる可能性が高い。

ベトナムサッカー協会(VFA)は、政府が承認すれば、チームのホームグラウンドをハノイのミーディンスタジアムに手配すると述べた。

現在、厳しい疫病対策が実施されているオーストラリアにとっては、さらに懸念される事態である。12チームによるトーナメントの日程を見ると、中国は9月2日の第1戦で、アウェーでオーストラリアと対戦することになっている。これまでのところ、オーストラリアサッカー協会は、オーストラリア政府が12チームによる大会のために自国でのプレーを許可するかどうか確認できていない。

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